2012年にオーストラリアで知り合った日本人シェイパー 倉橋潤氏(Surfers Country)に、2本目となるサーフボードをオーダーしてみた。
1本目のボード
第1回は、打ち合わせからシェイプまでをご紹介。
Surfers Countryとは
ゴールドコースト。
サーファーだったら一度は訪れてみたいサーフスポット。
シェイパーの倉橋潤氏(以下潤くん)オーストラリアの魅力にハマり移住。
オーストラリア人シェイパーの元で修行を重ね、今ではサーフボード一本で生計を立てている数少ない日本人シェイパーだ!
また、サーフボードを作る上で、分業化がかなり進んでいるにもかからわず、潤くんは、全ての工程を一人でこなす生粋のクラフトマンだ!
自宅の裏庭でのシェイプが動画で公開されていた。
Jun Kurahashi from Keita Ikawa on Vimeo.
また、最近は、自然素材の木に魅了され、木製サーフボードの創作活動にも積極的に取り組んでいる。
オンラインでの打ち合わせ
1回目
1回目の打ち合わせは、主に、
- 「ボードのタイプ」
- 「ボードの長さ」
- 「フィンタイプ」
- 「ブランクスの種類」
等を決めていく。
地元福岡の波は、台風スウェルの時以外は、基本的に風波が多く、厚めのダラダラとした波が多い。
自分がよく入水するポイントの波質を事前に伝えておくと、イメージがつきやすいので地元の波に似た動画を送り、イメージのすり合わせを行った。
「ボードの長さ」は、他の保有ボードと被りたくないので、6.0〜6.4位の長さをチョイス。
「フィンタイプ」は、ゆったりとした乗り方が好きなので、シングルフィンをチョイス。
最後に「ブランクスの種類」だが、基本的にシンプルなボードが好みなので、ブランクスにはこだわりを持ちたく、、、6mmレッドシダーのシングルストリンガーをチョイスした。
その上で、ボードのアウトラインやコーンケイブなどのすり合わせを行い、ある程度ボードのイメージを掴んでもらった。
1回目のオーダーシート
オーダーシートも完成したところで、ブランクスを待つこととなる。
2回目
注文していたブランクスが無事に到着!
さっそく、2回目の打ち合わせを実施。
2回目の打ち合わせは、より詳細について詰めていくこととなる。
今回決めることは主に、
- 「ボードカラー」
- 「フィンの形状」
- 「デカール」
の3つとなる。
「ボードカラー」は、厚めのボランを巻いたクリアタイプが好みだが、ボードが重くなってしまう。
今回は軽いボードを求めていたので、ボラン巻きはキャンセルしカラーを入れることとした。
カラーを入れることとなったのだが、一緒にオーダーするフィンをウッドで作ってもらうため、フィンのカラーに合うようなティント仕上げをオーダーした。
カラーイメージ
「フィンの形状」は、シングルフィンでもいろんなタイプが存在している。
今、所有してるシングルフィンの形状と被りたくなかったので、レイクが弱い硬めのフィンをチョイス。
詳細は、ホビーサーフボード公式ページのブログに詳しく書いてたので、興味あれば見てほしい。
フィンも奥が深いね、、、
※ホビーサーフボード公式ページより引用
「デカール」は、数種類あるうち、ティントカラーでも映えるようにステンシルタイプをチョイス。
2回目のオーダーシート
サーフボードをオーダー(ハンドシェイプ)する上での心得
サーフボードをオーダー(ハンドシェイプ)する際に心がけていることは、細部まできっちりと詰めないことがポイントだ。
なぜかというと、サーフボードの制作工程で、打ち合わせ時には想定していなかったことが発生する。
もし、細部まできっちりと詰めていたら、制作工程で修正することができないからだ。
なので、サーフボードをオーダー(ハンドシェイプ)する場合は、ポイントだけをしっかり詰めて、細部はシェイパーの腕やセンスを信じてオーダーすると、お互いがハッピーになるだろう。
シェイプ
2回目の打ち合わせも終わり、いよいよシェイプ工程へと進んでいく。
シェイプ後の写真が送られてきた。
白黒の写真も相まって、かなり素敵な感じに仕上がっている!
シェイプも終わり、次はグラッシングの工程だ。
続く。。。
合わせて読みたい。
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