カスタムオーダー!
世界にひとつしかない自分専用のボードをいつかは作りたいとサーファーであれば誰しも考えているものだ!
自分もその部類のひとりで、人生2度目となるカスタムオーダーを、福岡ロングボードの聖地、野北ポイントを見渡せる場所にショールームを構えるVECTOR BRAND(ベクトルブランド)にお願いしたら、予想以上に素晴らしいボードに仕上がったよ。
人生初めてのカスタムオーダーボード

VECTOR BRAND(ベクトルブランド)とは
福岡ロングボードの聖地、野北ポイントにショールームを構える。
シェイパーの白水義人(以下、義人さん)は福岡出身。
独立後シェイプ技術の習得のため、Takuya”TAPPY”Yoshikawaに師事。
今日に至る。
野北ショールーム
公式インスタグラム
サーフボード作りは分業化が進んでいる中、義人さんのスタイルは、シェイプ、グラッシング、サンディングまですべての工程をひとりでこなす生粋のクラフトマンだ!
ひとりでこなす理由を伺うと、打ち合わせ時の微妙なニュワンスを、次の工程の方に正確に伝えることができないので、すべての工程をひとりでこなしているという。
職人だね。
ウッドフィン製造の技術もかなり高く、師匠であるTakuya”TAPPY”Yoshikawaとも頻繁に交流している。

さらに、過去には、NOKITA CLASSICやFamily Cup等の大会もサポートし、ここ10年くらいの福岡サーフシーンに多大な影響を与えている。
その影響もあり、現在の野北ポイントでは、VECTOR BRANDのボードをたくさんお見かけすることができる。
ちょっと長くなるので、VECTOR BRANDの紹介は、別記事で紹介してみたいと思う。
ボードタイプとブランクスの選定
さて、カスタムオーダーの話に戻そう。
カスタムオーダーするには、ボードタイプとブランクスの選定が最初の工程だ。
ボードタイプ
サーフィンは30歳から始めたのもあり、コンペ等はほとんど興味がなく、波と一緒に戯れることを重きにおいてサーフィンライフを楽しんでいる。
ということもあり、実はロングボードが大好きだ。
ただしロングボードは、ボードの長さが270cm以上とかなり大きく、マンション住まいの自分には何かにおいて不自由だ。。。
(ずっと部屋においたまま)
オルタナイブ系の短いボードも保有しているので、取り回しの効くサイズ違いボードを欲しいこともあり、ミッドレングスのボードタイプを選択した。

激渋のロングボードや長めのミッドレングスも展示している。
ブランクス
次にブランクスの選定だ!
先ほどお伝えした通り、クラシックのロングボードが大好きなので、迷わず3ストリンガーのブランクスを選択。
もちろん、ストリンガーの太さや色も選択可能だ!
ここまで来るとこだわりまくるぜ!!
ってことで、今流行りのダークウッドを選択。
カスタムオーダーの醍醐味はここにもあるね♪
ボードの長さも、6.11〜7.3まで削れるストリンガーを選択したこともあり、この段階では詳細な打ち合わせはまだ必要ない。
この状態で、アメリカからのブランクスの到着を待つこととなる。
コロナの影響でブランクスが到着しない
ここでもコロナの影響か!!!
コロナの影響でアメリカのブランクス工場が生産を制限していて、世界中でブランクス不足に陥っていた。。。
黙って待つしかない。
ひたすら妄想する日々が続く。。。
詳細な打ち合わせ
コロナの影響で予定より、かなり遅れてようやくブランクスが到着。
これより、詳細な打ち合わせへと進んでいく。
打ち合わせは、メッセ等でもやり取りはできるが、やっぱり対面で想いを伝えたいよね!
ってことで、ショールームに足を運び、詳細な打ち合わせとなった。
ホームポイントでの波質に合わせる
自分のホームポイントである野北ポイントは、基本的に力のないダルダルな波質が多い。
ドフラット。。。
オンショア時
ただ、台風や爆弾低気圧のときは、沖からきれいな波が割れてくる。
なので、ある程度の波に対応できるボードを希望。
サーフスタイル
次にサーフィンのスタイルだ!
先ほどもお伝えした通り、シングルフィンのロングボードが大好きなので、フィンタイプは迷わずシングルフィンに。
そして、ストリンガーは3ストリンガーなので、カラーはあえて何も入れずシンプルに。
Simple is Best!!
デカールもストリンガーの上に配置するので、ストリンガーと同系色でオーダーすることとした。(かなり良い仕上がりとなる)
オーダーシート。
ワクワク感がたまらない♪
作業工程
これより、作業に入っていくのだが、VECTOR BRANDのストーリーズを、毎日何度も確認する日々が続き、だんだん出来上がって行く様子をうかがうことができた。
ワクワク感が止まらない♪
仕上がり
待ちに待ったご対面。
ドキドキしながらショールームに足を運ぶ!
まるで、初デートときの感覚だよ。
ディメンション
- サイズ:7.0 ☓ 21 1/4 ☓ 2 3/4
- ロッカー:ローロッカー
- コーンケイブ:浅いシングル→ダブル→Veeボトム
初対面♪
ただただ美しい!まるでアート作品のようだ!
期待以上の仕上がりで大興奮!
バフ仕上げ
滑走性は維持したいので、デッキ面のみバフ仕上げを実施。
これにより、見た目の高級感を出しつつも、ボード性能はそのままに実現できた。
デッキ面
ボトム面
VECTOR BRANDのインスタにも!!
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まとめ
人生2度目のカスタムオーダーだったが、前回同様、かなり良い仕上がり!
世界にたったひとつのボードをオーダーすることは、作る工程から楽しめるので、既製品のボードを購入するとでは、全く次元の違う体験をすることができる
カスタムハンドメイドの良さを改めて感じた。
さあ、早く乗りたい乗りたい!!
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