北海道の最北に位置する利尻島は、スキーやスノーボードのバックカントリー愛好者にとって憧れの地。その玄関口となる利尻空港は、冬の厳しい自然環境の中でも機能し続ける小さな空港だ。
特に2月の厳冬期には、雪と氷に囲まれながらも堂々と存在するその姿が圧巻。今回は、そんな利尻空港の紹介する。
利尻空港とは?
日本最北の有人離島にある空港
利尻空港は、北海道利尻郡利尻富士町に位置する地方管理空港で、有人離島では日本の最北端にある空港だ。
基本データ
- 所在地:北海道利尻郡利尻富士町鬼脇
- 滑走路:1,800m(アスファルト舗装)
- 標高:30m
- 運用時間:9:00~17:00(季節による変動あり)
利尻島へは船でもアクセス可能だが、冬季はフェリーも飛行機も欠航率が高い。
利尻空港の設備について
利尻空港は、小規模な地方空港ながら必要な設備が整っている。バックカントリーや観光で訪れる際も、最低限の準備ができる環境だ。
主な設備・サービス
- チェックインカウンター(ANA専用):新千歳空港行きのチェックインが可能
- 待合ロビー:ベンチやイスがあり、搭乗までの待機スペースとして利用可能
- 売店(季節営業):利尻島のお土産や軽食を購入できる(※冬季は営業していない場合あり)
- 自動販売機:飲料の販売あり
- トイレ:男女別で完備
- 駐車場:無料で利用可能(約50台分)
冬季利用時の注意点
- レストランやカフェはなし → 食事をする場合は事前に準備が必要
- レンタカー営業所は空港にはない → 利尻島の市街地で手配が必要
- Wi-Fi環境はなし → モバイル通信を利用する必要がある
利尻空港は大規模な空港ではないが、比較的新しい設備でバックカントリーや観光の拠点としては十分な設備が整っている。
2月の利尻空港がカッコ良すぎる理由
極寒の大地にそびえ立つ孤高の空港
2月の利尻島は、最低気温−10℃以下になることも珍しくなく、強風が吹き荒れる。そんな過酷な環境の中、白銀の雪原に佇む利尻空港はまるで雪国の要塞のような美しさを持つ。
- 空港周辺は一面の雪景色
- 離発着時に見える利尻富士が絶景
- 雪の影響で欠航することもあるが、それもまた冬の醍醐味
冬季の天候は不安定だが、運よく飛行機に乗れたときの感動は格別。フライト中に広がる白銀の世界と、眼前にそびえ立つ利尻富士の景色は、他の空港では味わえない特別な体験となる。
滑走路のバックには利尻山がどどーんとそびえ立つ!
搭乗は海外スタイル。
まとめ
冬の利尻空港は、厳しい環境の中にありながらも、雄大な自然と共存する孤高の空港だ。
特に2月の厳冬期は、雪と氷に包まれた幻想的な景色が広がり、訪れる価値は十分にある。
しかし、アクセスには十分な計画が必要だ。
冬の利尻島を訪れる際は、天候や運航状況をリアルタイムでチェックし、余裕を持ったスケジュールを組むことが重要だ。
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人生初めての利尻バックカントリー!最高のコンディションと極上のパウダーで経験値が爆上がり!
バックカントリーを始めると、登りたい山がどんどん増えていく。
スプリットボードを手に入れてから、雪山の選択肢も増え、ついに念願の利尻バックカントリーに参加できるチャンスが巡ってきた。
こんなチャンスは二度とないということを自分に言い聞かせ、九州からひとりで参加したら、最高のコンディションに極上のパウダー、パーティーのメンバーにも恵まれ、過去イチのバックカントリーツアーになったよ。
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