ポルトガルはヨーロッパ屈指のサーフィン天国として知られ、年間を通じて良質な波に恵まれている。特に大西洋に面した海岸線は全長832km以上あり、多彩なサーフポイントが点在している。初心者向けの穏やかなビーチから、世界トップクラスのビッグウェーブが押し寄せる上級者向けスポットまで幅広い。また、リスボンやポルトなどの観光都市からアクセスしやすいのも魅力だ。今回は「ポルトガルサーフィンおすすめ6選」と題して、実際に人気のあるスポットを定量的な情報とともに紹介する。
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五十嵐カノア選手のポルトガルでの生活スタイル
トレーニング、地元との交流、自然との調和
五十嵐カノア選手は、年間の多くの時間をポルトガルで過ごしており、特にペニシェを中心とした地域に拠点を構えているとされている。ここでは波のコンディションが安定していることに加え、世界大会の開催地としても知られており、日々のトレーニング環境として理想的な立地である。
カノア選手の生活は、競技だけでなく地域との関係性にも支えられている。彼はローカルのサーファーや子どもたちと積極的に交流し、ビーチクリーン活動や地元イベントにも参加するなど、地域貢献も行っている。
エリセイラ|世界的サーフ保護区
初心者〜上級者まで対応の万能エリア
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世界初の「ワールド・サーフィン・リザーブ」に指定(2011年)
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サーフスポットは約9ヶ所(例:リベイラ・ディリャス、フロニャ)
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年間平均波高:1.2〜2.5メートル
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リスボンから車で約45分(約50km)


ナザレ|ギネス級の巨大波の名所
ビッグウェーブの聖地として有最大波高:30メートル以上(2017年に記録)
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最大波高:30メートル以上(2017年に記録)
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世界記録:ギャレット・マクナマラが記録した最も高い波(23.8m)
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観光客年間約100万人(2023年)
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サーフシーズン:10月〜3月がベスト
出典:https://www.surfline.com/surf-report/nazare/58bdfa7882d034001252e3d8?camId=58a377b0c9d273fd4f581bf5
ペニシェ|国際大会開催の定番スポット
ワールドツアー常連のハイクオリティ波
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年間開催イベント:WSLワールドツアー(毎年10月)
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最も有名な波:スーパーチューボス(別名「ヨーロッパのパイプライン」)
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波のサイズ:平均1.5〜3m
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ポルトから約270km(車で約2時間30分)
アリファナ|自然に囲まれた秘境的ビーチ
キャンプとセットで楽しめる
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サーフキャンプ施設数:約12箇所
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年間平均水温:17〜21℃
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海岸保護エリア内で自然豊か
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波の高さ:1〜2.5m(初心者〜中級者向け)
出典:https://www.surfline.com/surf-report/arrifana/5842041f4e65fad6a7708e7e
コスタ・ダ・カパリカ|リスボン近郊で気軽に波乗り
短期旅行者におすすめのアクセス重視スポット
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リスボン中心部から約15km(車で20分)
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サーフショップ・レンタル:約25店舗
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年間サーフ可能日数:約300日
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サーフレッスン1時間あたりの平均価格:約30ユーロ(約4,800円)
サグレス|ヨーロッパ最西端のサーフタウン
大自然とサーフの融合が楽しめる
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最西端ポイント:カーボ・デ・サン・ヴィセンテ
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サーフポイント数:約6ヶ所(トネル、マルティニャールなど)
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年間日照時間:約3,000時間
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波の安定性:85%以上(通年で良波あり)
まとめ
ポルトガルは、初心者からプロサーファーまで楽しめる豊富なスポットが揃っている。アクセスの良さで選ぶならコスタ・ダ・カパリカやエリセイラ、スリルを求めるならナザレやペニシェが理想だ。また、静かにサーフィンを楽しみたいならカリーリャスやアリファナがおすすめ。各エリアの特徴や数値を参考に、自分のスタイルに合ったサーフポイントを選んでほしい。
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