宮崎県日向市は、全国のサーファーに人気のエリアとして知られている。なかでも金ヶ浜エリアは、波の安定性と美しい景観から多くのサーファーが集まる場所だ。その金ヶ浜から徒歩3分の位置にある「みやこ家」に、2025年のゴールデンウィークに実際に宿泊した体験をもとに、施設の魅力とサーフ旅のリアルを紹介する。結論から言えば、「静かで快適」「海が近い」「設備がそろっている」この宿は、サーファーにとって理想的な滞在先だった。
宮崎日向のサーフ宿「みやこ家」とは?
みやこ家は、宮崎県日向市の金ヶ浜海岸近くにある家庭的な民宿だ。サーフスポットまでのアクセスが非常に良く、サーフィンを目的とした旅行者に人気がある。
食事処の裏が民宿になっている。
サーフィンに最適な立地【金ヶ浜まで徒歩3分】
みやこ家の最大の魅力は、サーフポイント「金ヶ浜」まで徒歩3分という距離にあることだ。朝起きてすぐに波チェック、着替えてから5分以内に入水という理想のサーフ環境が整っている。
金ヶ浜の特徴(2024年データ)
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波の安定性:年間のうち200日以上でサーフィン可能
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波のサイズ:腰〜胸(中級者向け)
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水温:年間平均22.5℃(出典:気象庁水温データ)
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サーフィン適期:9月〜11月が最も良好
みやこ家に宿泊すれば、サーフィン後はそのままシャワーに浴びることも可能だ!
ゴールデンウィークでも2組のみ!静かな穴場宿
2025年5月のゴールデンウィーク中に宿泊した際、驚いたのは宿泊者の少なさだった。全国的に混雑する期間であるにもかかわらず、宿泊していたのは自分を含めて2組だけ。これほど静かな時間を過ごせる宿は、日向エリアでも珍しい。
宿泊体験から感じた特徴
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中庭あり:読書やコーヒーを楽しむ空間として最高
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洗濯機(無料):濡れたウェアをすぐ洗濯できて便利
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浴室:リフォーム済みで清潔かつ広い
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トイレ:共同だが常に清掃されており不快感なし
天気が良い時は中庭でビールも良い!
ウェットスーツも干せる場所もあり。
宿の和室はシンプルで快適な空間
みやこ家の客室は、6畳または8畳ほどの畳敷き和室で構成されている。今回宿泊した部屋は6畳の和室で、必要最低限の設備が揃ったシンプルな造りだったが、実際に泊まってみると「ちょうどいい」と感じる空間だった。
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畳敷き6畳(2名まで宿泊可能)
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布団一式(押し入れ内に予備布団も完備)
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エアコン(冷暖房対応)
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小型テレビ・ローテーブル
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ハンガー&物干しロープ
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窓から中庭を一望できる引き戸付き
エアコンも設置されているため、真夏や冬でも快適に過ごせる点も安心だ。押し入れには布団が丁寧に収納されており、自分で好きなタイミングで敷けるセルフスタイル。
敷布団は煎餅布団だったので、2枚重ねて敷くベストだ!
また、テレビやテーブル、灰皿などもあり、部屋でのんびりくつろげる環境が整っている。
何故か網戸の下半分が空いてた笑
トイレは共同だが清潔で安心して使える
みやこ家のトイレは男女共用で、建物の外にある共同タイプとなっている。設備としては男性用小便器が2台と、奥には和式の個室が1室ある構成だ。床はコンクリートだが、毎日清掃されているため臭いや汚れはほとんど感じなかった。
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男性用小便器:2台設置
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個室:和式トイレ2室(共用)
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男女共用タイプ(宿泊者数が少ないため混雑なし)
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床はコンクリートだが水はけも良好
全体的に設備は古めだが、清掃状態は良く、特に不快に感じる点はなかった。
浴室は男女別、女性浴室はアメニティが充実
みやこ家の浴室は男女別に分かれており、それぞれに1室ずつ設けられている。どちらもユニットバス仕様で、清潔感があり広々としている。特に女性用の浴室には、細やかな気配りが行き届いたアメニティが揃っており、長期滞在や女性同士のサーフトリップでも快適に利用できる環境が整っている。
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男女別の個室風呂(各1室)
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湯船つきユニットバスで身体をゆったり温められる
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シャワーの水圧・温度調整も良好。
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女性風呂のアメニティは充実を完備
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脱衣所は広めで、バスマットやゴミ箱も整備
炊事場と洗濯スペースも完備、長期滞在にも便利
みやこ家には、宿泊者が自由に使える共用の炊事場と洗濯スペースが整備されている。サーフィン旅行だけでなく、ワーケーションや数日単位の滞在にも対応できる実用的な環境だ。
洗濯・炊事関連設備一覧
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洗濯機:3台(すべて無料で使用可能)
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冷蔵庫・冷凍庫:2台あり、自由に利用可能
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流し台:大きめのステンレス製で作業しやすい
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洗濯カゴや物干しスペースも設置済み
冷蔵庫・冷凍庫も個人利用OKで、名前を書いておけば食品や飲み物の保管に困らない。
洗濯機は3台設置されており、海帰りにラッシュガードやタオルをすぐ洗えるのが非常に便利。洗剤は自分で持参する必要があるが、基本的には自由に使用可能だ。
また、シンクまわりも清潔で整理されており、簡単な自炊や食器の洗浄にも対応できる。
何がメインかわからない夕食で大満足
夕食は、思った以上に豪華で感動した。定食の内容は、新鮮な刺身盛り合わせ、脂の乗ったサンマの塩焼き、ぷりぷりのエビフライ、白ごはんに味噌汁、漬物とバランスも満点。さらにキンキンに冷えたアサヒの生ビールまで合わせて、ボリューム・味ともに大満足の内容だった。
夕食セット内容
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刺身(まぐろ・カツオ・カンパチ)
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サンマの塩焼き(レモン付き)
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エビフライ(自家製タルタルソース)
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ごはん・味噌汁・漬物
エビフライは衣がサクサク、中はふっくらジューシーで、タルタルソースも自家製の優しい味。コストパフォーマンスも抜群だった。
サーフィンで身体を動かした後のビールの一杯(600円)は、まさにご褒美だった。地元の味を堪能できる食事処は、旅の満足度を一段上げてくれる。
何がメインか分かりません笑
お味噌汁が格別!
朝食は栄養満点で朝イチサーフィン後にも最適
みやこ家の朝食は、家庭的ながら品数豊富で、しっかりとエネルギーを補給できる内容だった。焼き魚を中心に、副菜が3品、サラダ、味噌汁、ご飯とバランスが取れており、朝イチのサーフィン後でも美味しくいただける。提供時間も柔軟で、早朝に海へ入ったあとでも温かい朝ごはんを楽しめるのがうれしい。
朝食メニューの内容(一例)
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焼きサバ(脂が乗っていて食べ応えあり)
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サラダ&目玉焼き
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味噌汁(わかめ・ネギ入り)
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小鉢3品(切り干し大根、昆布煮、おろし大根)
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白ご飯・漬物・味付け海苔付き
ご飯はしっかり一膳分、味噌汁は出汁が効いていて、身体に染みる味。とくに海から戻った後にこの温かい食事を取ると、一気に身体が回復する感じがした。
ボリューム的にも十分で、サーフィン前後どちらに食べても満足できる内容だった。
まとめ
みやこ家は、金ヶ浜海岸までの立地、使いやすい設備、そして静かで落ち着いた雰囲気のすべてが揃った穴場的サーフ宿だ。
住所:宮崎県日向市平岩2221-1
アクセス:日向市駅から車で約15分、金ヶ浜海岸まで徒歩約3分
料金:日向市駅から車で約15分、金ヶ浜海岸まで徒歩約3分
施設URL:日向市観光協会|みやこ家
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住所:
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アクセス:
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宿泊料金:1泊4,500円〜(素泊まり・2025年4月時点)
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最大宿泊人数:10名
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施設URL:日向市観光協会|みやこ家
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