2020年11月に菅首相が「2050年に温室効果ガス排出ゼロ」を宣言し、日本のEV普及が期待される中、EV購入時の補助金が最大92万円まで拡大したということで、わかりやすくまとめてみた。
2020年までのEV補助金についてはこちら
給付条件は?
以下の条件をクリアすれば、最大92万円の補助金を受けることが可能だ。
- 「電気自動車」の購入
- 「再生エネルギー100%電力」に変更
- 「充放電設備+外部給電器」の設置
「電気自動車」の購入
100%電気で走るクルマを指す。
補助対象車種は、以下のPDFを確認することが可能だ。
http://www.cev-pc.or.jp/hojo/pdf/r02/R2_meigaragotojougen.pdf
テスラもリーフもポルシェもメルセデスも全て対象だったよ。
ここまでは従来の補助金と同じである。
テスラ モデル3
車内のセンターコンソール
「再生エネルギー100%電力」に変更
再生可能エネルギーとは、太陽光・風力・水力・地熱などの自然界に常に存在しているエネルギーを活用し、電気を作っているものを指す。
主な電力会社は以下の通り。
- グリーナでんき
- 東京電力エナジーパートナー
- Looopでんき
- ミツウロコグリーンエネルギー
- 自然電力
- みんな電力
などなど…
個人的に応援しているハチドリ電力も該当すると思う。
電力会社の変更はすぐに可能なので、環境配慮の観点からもすぐにチャレンジしてみよう。
「充放電設備+外部給電器」の設置
これは、持ち家でないとなかなかハードルが高い条件。
少し古いが、総務省が調査した結果だと日本の約6.2割が持ち家らしい。
ちょっとびっくり。
マンションも持ち家だが、マンションの駐車場に設置するのは一部を除いてはかなりハードルが高いと思われ、当面は一軒家を所有しているユーザーのみが対象だろう。
対象ユーザーをまとめてみた
「電気自動車」の購入のみ
最大52万円
国から40万円
一部の地方自治体から最大12万ほど
- 「電気自動車」の購入
- 「再生エネルギー100%電力」に変更
- 「充放電設備+外部給電器」の設置
上記全てを満たした場合
52万円+40万円=最大92万円
※補助金を受ける際の注意点
・新車購入後4年間は維持しないと行けない。
・2年間モニターに参加し報告する義務(年1回)が発生する。
まとめ
2021年はEV補助金が80万円の倍額になったのだが、今のところ恩恵を受けるのは、一軒家を所有しているユーザーのみとなり、それ以外の方は最大52万円のままだった。
ちょっと期待外れな面もあるが、世界が軒並み国をあげてEV促進に力をいれている今、日本も本腰をあげてインフラを整備しないとEVの普及が一向に進まず、日本のお家芸とも言える自動車産業も、すぐに世界から飲み込まれてしまう。
頑張れ日本!
頑張れ!小泉環境大臣。
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